ポストカードに顔彩(絵の具)を使い、3種類の書体(楷書・ゆる文字・かな文字)を筆で描いています
クラフトパンチで赤紫色の帽子をかぶった妖精さんたちや、松を作って飾り付けしているので、ぜひ!見てくださいな♪
他にも歌意・解説あり
最後に「わたしのひとりごと」
※画像はクリックで拡大するよ!

誰もいない海辺、夕暮れ時の松並木をイメージしてみたよ!
もうすぐ暗くなるから、妖精さんたち気をつけてね…
かいしょであそぼ!

誰をかも 知る人にせむ 高砂の
松も昔の 友ならなくに
歌の意味
年老いた私はいったい誰を
親しい友としたらいいのだろうか
長寿で知られる高砂の松さえも
昔からの友ではないのだから
言葉の意味
【知る人】
自分を理解してくれる友人
【高砂の松】
現在の兵庫県高砂市
松の名所として有名だった
【友ならなくに】
友ではないのに
ゆる文字であそぼ!

歌の解説
年を取り、長生きをすればするほど、昔からの友人が先に死んでしまい「誰と語り合えばいいのだろうか…」と老人の寂しさをよんだ一首である
播磨国(兵庫県)にある高砂の松は、古くから長寿の松として歌でよまれていた
めでたいはずの長寿の松
しかし、藤原興風にとって…
長年の友人たちが1人また1人と亡くなり、最後は自分だけ残されてしまった悲しみと、昔のことを知っているのは松だけだが、語り合うことができない虚しさを表現している
97番目の歌をよんだ権中納言定家(藤原定家)が、百人一首を選んだのは74歳の時だったので、この歌に共感したのかもしれないといわれている
藤原興風ってどんな人?
藤原興風 (ふじわらのおきかぜ)
〔生没年不詳〕
出世できず官位は低かったが、歌会や歌合せに参加したり屏風歌をよんだりするなど、宮廷歌人として活躍していた
三十六歌仙の1人
35番の紀貫之、29番の凡河内躬恒は世代が一緒で、歌の才能を競い合った仲間
管絃の才能にも恵まれており、笛や琵琶に優れ、琴の腕前は天才的だったといわれている
宇多天皇(第59代天皇)の琴の先生として名を知られていた
かな文字であそぼ!

多れを可も しる人にせ無 高砂能
松毛むかし農 友なら那く二
わたしのひとりごと

松・竹・梅は冬の厳しい寒さにも負けず立派に成長することから、3点セットで「縁起の良い物」の象徴となっている
【松】
樹齢が長いことから…
「長寿の象徴」
平安時代、宮中行事である「小松引き」が縁起物としてのルーツだと言われている

小松引きとは…
お正月に野山に出かけ、若い松の木を引き抜いて長寿を願う行事のことだよ!
神さまを「祀る」と「松」の読み方が同じだから縁起が良いという説もある
【竹】
成長が早く真っすぐ伸びることから…
「繫栄の象徴」
室町時代、「松飾り」に竹が添えられるようになり「門松」と呼ばれるようになった
【梅】
春の訪れを告げることから…
「喜びの象徴」
江戸時代、「門松」と一緒に飾られるようになった
【松竹梅のランク】
一番いいものから順番に、松 ➡ 竹 ➡ 梅
日本食のお店では「松」が値段の高いコースになっていることが多い
じつは、この順番…
「縁起物」と言われるようになった時代順になっているようだよ!
縁起が良くて、高級なイメージの松だけど…
この歌は、老後のなんともいえない寂しさを感じるよね
(;´д`)ゞ
長寿はめでたい事だけれど…
自分のことを知っている友人がいなくなり、昔話に花を咲かせることもできなくなる
今と違ってカラオケとかパターゴルフとか、娯楽が何もない時代だもんね
きっと、寂しい思いをしたに違いない
高砂の松
高砂は兵庫県高砂市の浜辺
古くからの松の名所だった場所
現在は「県立高砂海浜公園」があり、日本の白砂青松100選のひとつに認定されている
水遊び・釣り・散策など楽しめる公園
興風さんが見た景色とは、ぜんぜん違うと思うけど見てみたいんだなぁ
(*´ω`*).。o○
そして、なんといってもすごいのが…
高砂神社の「相生の松」
創建当初から生え始めたといわれている
根が1つで雌雄(オスとメス)の幹が左右に分かれている珍しい松なのだ
ある日、老夫婦の二神が現れ
「我は今より神霊をこの木に宿し、世に夫婦の道を示さん」と告げたことから
夫婦和合長寿(夫婦仲良く長生き)を表す神木として有名になった松なのだとか…

枯れたり虫の被害にあったりして、現在は5代目なんだって!
(※一部引用、参考文献に高砂神社ホームページのリンクあり)
木の寿命
以前、樹木医さんのお話しを聞いたことがある
大きくて太い古そうな木を見つけ、樹木の診断カルテを見ながら実際に木をさわってみたり、葉っぱや枝の具合をみるのだ
今まで1本の木をじっくり見たことなかったから、何だかとても新鮮だったよ!
他にも…
近くに建物が立っていないか
キノコが生えていないか
木の枝は枯れていないか
などなど、たくさんの項目がある
一番印象に残ったのは…
木槌で太い幹をトントンたたいて、音で診断する方法
たたいているうちに、他の部分とは違う音がするんだよね!
なんか、軽い音がする感じ?
樹木医さんの話によると…
木の部分に空洞があると軽い音が聞こえるのだとか…
診断していた木は100歳以上みたいなんだけど、まだまだ元気ということでなんだかホッとした
(∩´∀`)∩ ヨカッタ‼
やっぱり…
木は生きているんだと実感する
かなり古い杉の木を見て…
「幹がねじれてるのは、地球の自転のせいなんだよ!」と教えてくれた
今まで気づかなかったけど…
杉の木をじっくり見てみると、まっすぐじゃなくて少しよじれているんだね!
そうか…
「地球と一緒に回っていたんだ!」と思うと、なんだか感動してしまう
また…
いろんな樹木たちに会いたくなった
参考文献
【書籍】
1.神作光一 監修
小学生のまんが百人一首辞典
出版社 学研プラス/256頁
発売日2005年12月
2.著書 小池昌代
ときめき百人一首(14歳の世渡り術)
出版社 河出書房新社/256頁
発売日1017年2月
3.吉海直人 監修
百人一首大事典 ―完全絵図解説―
出版社 あかね書房/143頁
発売日 2006年12月
4.著書 佐佐木幸綱
口語訳詩で味わう百人一首
出版社 さ・え・ら書房/221頁
発行日 2003年12月
5.著書 富谷松雲
(ポケット版)常用漢字準拠
―八体事典―
出版社 有紀書房/400頁
発行日 1993年4月
6.編集 千草会/発行者 内山清蔵
百人一首
発行所 松魁堂/113頁
発行日 1998年5月
【Webサイトの記事】
1.フリー百科事典 ―Wikipedia―
藤原興風
経歴・官歴
更新日 2022年11月25日
参照日 2023年7月2日
松竹梅
経歴・官歴
更新日 2022年11月25日
参照日 2023年7月2日
2.百人一首を探ろう
喜撰法師
プロフィール・百人一首和歌へ
参照日 2023年7月2日
3.高砂神社ホームページ
相生松と尉と姥
参照日 2023年7月2日
4.変体仮名を調べる
―五十音順一覧―
参照日 2023年7月2日
【イラスト】
1.イラストのフリー素材サイト
―illust AC―
松竹梅