ポストカードに顔彩(絵の具)を使い、3種類の書体(楷書・ゆる文字・かな文字)を筆で描いています
クラフトパンチで濃緑色の帽子をかぶった妖精さんたちや、モミジを作って飾り付けしているので、ぜひ!見てくださいな♪
他にも歌意・解説あり
最後に「わたしのひとりごと」
※画像はクリックで拡大するよ!

色づくモミジ、秋の夕ぐれの落ち葉をイメージしてみたよ!
妖精さんたち、ドングリをたくさんひろえたかな?
かいしょであそぼ!

小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば
今ひとたびの みゆき待たなむ
歌の意味
小倉山の…
峰のもみじの葉よ‼
もし、心があるのならば…
もう一度、行幸(天皇のお出まし)が
あるはずだから…
その時までどうか…
散らないで待っていてほしい
言葉の意味
【小倉山】
京都市右京区嵯峨にある山で紅葉の名所
【みゆき】
天皇のお出ましのこと
漢字で書くと「行幸」
ゆる文字であそぼ!

歌の解説
京都嵯峨の小倉山は紅葉の名所である
その美しさに感動した宇多上皇(第59代天皇)が、自分の息子の醍醐天皇(第60代天皇)にも見せてやりたいと言ったのを、おともしていた貞信公が聞いて、この歌をよんだといわれている
醍醐天皇にこの歌をおくることで遠回しに紅葉見物をすすめ、しばらくして実際に行幸が行われた
この歌がよまれた頃から、小倉山への行幸が毎年行われるようになった
宮廷歌人をお供させ、天皇をほめたたえる歌をよみ、神のように敬うとともに、訪れた土地を祝福していたといわれている
天皇が外にお出ましになることを
行幸(みゆき)という
上皇が外にお出ましになることを
御幸(みゆき)という
※上皇は天皇を退位したときの呼び名
読み方は同じだが、漢字が違う
現在は…
天皇皇后両陛下の国内お出ましの
ことを行幸啓(ぎょうこうけい)という
貞信公ってどんな人?
貞信公(ていしんこう)
〔880~949年〕
この呼び名は諡号(死後におくる名)

諡号とは…
偉い人に対して死後に贈られる呼び名だよ!
本名は藤原忠平(ふじわらのただひら)
24番の菅家(菅原道真)を大宰府に追放した藤原時平の異母弟
妹の藤原穏子は醍醐天皇(第60代天皇)の皇后
天皇にも影響力を持つ政治家であったが、大らかで上品な人柄で、歌人というよりは真面目で仕事人間タイプであった
70歳で亡くなる
藤原氏がやがて文化面でも政治面でも、強い指導力を発揮するようになる基礎をつくった人物である

後に出世した藤原氏の多くは、貞信公の子孫なんだよ!
かな文字であそぼ!

小倉山 峰乃もみち葉
こゝろ阿ら八
今一度能 三遊支万多那無
わたしのひとりごと
平安時代の人たちだって、やっぱり美しい紅葉をみたら感動するよね…
紅葉を楽しむことを「紅葉狩り」というけれど、期間限定だからかなりタイミングが難しい
だから…
ドンピシャで真っ赤なモミジに出会えた時なんか、もう本当に感動してしまう‼
ヾ(≧▽≦*)o

真っ赤なモミジに太陽の光が当たると、葉っぱが黄金色に輝くのがすごく美しい‼
光の神さまが葉っぱに宿ったみたいだ‼
歌に出てくる「小倉山」は紅葉の名所
この山のふもとには…
97番の権中納言定家の別荘がある
百人一首は、そこの場所で歌を選んでいたから『小倉百人一首』といわれているんだね!
そして、もう1つ!
小倉がつくものといえば…
小倉あん‼
小倉山を調べていたら…
小倉あん発祥地の石碑を発見‼
w(゚Д゚)w オオオー!
「小倉餡の碑」は京都市にある二尊院の境内にあるそうだ
二尊院のホームページでは石碑の写真は見つからなかったけれど、自然の景色が美しくて、機会があれば行ってみたいと思う
(※参考文献に二尊院ホームページのリンクあり)
ちなみに…
粒あんと小倉あんは別物らしいのだ‼
【粒あん】
小豆の粒をつぶさないように炊き上げ
砂糖を入れ、つぶし気味で皮を
取り除かないもの
【小倉あん】
大納言などの大粒の小豆を
蜜で煮て、こしあんに混ぜたもの

見た目は似てるけど、素材や作り方が違うんだよ!
こんど小倉あんを食べる時は、意識して食べてみようと思う
わたしはこしあん派なんだけどね
(=゚ω゚)ノ オイオイ…
ところで…
日本三大怨霊の1人である24番の菅家(菅原道真)さん
政治家ではなかったけれど、優れた学者として右大臣の役職についたのだが、左大臣の藤原時平によって無実の罪を着せられ、九州の太宰府の役所に左遷させられてしまった
その藤原時平の母違いの弟が貞信公こと、藤原忠平なんだよね
そして、父は…
天皇を裏で操り、権力を振るいまくっていた藤原基経
もう、この家族構成を聞いただけで、藤原忠平もヤバイやつなのでは?と疑ってしまうのだが…
『十訓抄』という説話集には…
菅原道真と親交があり、左遷にも反対したという記述があるそうだ
大宰府に行ってからも、常に手紙のやり取りをしていたみたいだね!
菅原道真の神通力のお陰?
忠平さんの子孫はどんどん繁栄していく
百人一首の歌人には97番の権中納言定家の他、20人ちかくの子孫がいるそうだ
そして、現在…
血筋を引く皇族の方が三笠宮百合子さま
今もしっかりと天皇家をお支えして下さっている
道真さんの力は本物!
これから先の未来も…
権力を振るい、穢れた心の人間には、天罰が下るかもしれない!
令和の時代が末永く続きますように…
もう1人の日本三大怨霊で知られている平将門(たいらのまさかど)は、忠平さんの家人として仕えていた時期があるのだとか…

心優しい忠平さんは、見えない力に護られていたのかもしれないね!
参考文献
【書籍】
1.神作光一 監修
小学生のまんが百人一首辞典
出版社 学研プラス/256頁
発売日2005年12月
2.著書 小池昌代
ときめき百人一首(14歳の世渡り術)
出版社 河出書房新社/256頁
発売日1017年2月
3.吉海直人 監修
百人一首大事典 ―完全絵図解説―
出版社 あかね書房/143頁
発売日 2006年12月
4.著書 佐佐木幸綱
口語訳詩で味わう百人一首
出版社 さ・え・ら書房/221頁
発行日 2003年12月
5.著書 富谷松雲
(ポケット版)常用漢字準拠
―八体事典―
出版社 有紀書房/400頁
発行日 1993年4月
6.編集 千草会/発行者 内山清蔵
百人一首
発行所 松魁堂/113頁
発行日 1998年5月
【Webサイトの記事】
1.フリー百科事典 ―Wikipedia―
藤原忠平
生涯・人物・逸話
更新日 2022年9月26日
参照日 2023年5月29日
2.百人一首を探ろう
貞信公
プロフィール・百人一首和歌へ
参照日 2023年5月29日
3.二尊院ホームページ
歴史と沿革・境内案内
参照日 2023年5月29日
4.変体仮名を調べる
―五十音順一覧―
参照日 2023年5月29日