ポストカードに顔彩(絵の具)を使い、3種類の書体(楷書・ゆる文字・かな文字)を筆で描いています
クラフトパンチで赤紫色の帽子をかぶった妖精さんたちや、澪標(みおつくし)を作って飾り付けしているので、ぜひ!見てくださいな♪
他にも歌意・解説あり
最後に「わたしのひとりごと」
※画像はクリックで拡大するよ!

舟が迷わないように、澪標が海に立てられているイメージをしてみたよ!
妖精さんたちは、舟の案内をしてくれているのかな?
かいしょであそぼ!

わびぬれば 今はた同じ 難波なる
みをつくしても 逢はむとぞ思ふ
歌の意味
思い悩んでも、今はもう同じこと
難波の海にある
澪標(みおつくし)のように…
この身を尽くし、ほろぼしても
あなたに逢いたいと思うのです‼
言葉の意味
【わびぬれば】
漢字で「侘び」
切なく思う、思い悩む
【はた】
やはり、また
【難波】
現在の大阪のこと
【みをつくし】
「澪標」と「身をつくし」の
掛詞(かけことば)
澪標は舟の水路の目印として
立てられた杭
海に立てられた標識
ゆる文字であそぼ!

歌の解説
宇多天皇(第59代天皇)の妻、京極御息所(きょうごくのみやすどころ)・藤原褒子との秘めたる恋が世間に知られウワサになってしまった
元良親王の禁じられた恋が天皇にバレてしまい「行いをつつしむように…」と言われてしまう
その直後によんだのがこの歌である
叶わない恋だと分かっていても「わが身をほろぼしてでも、あなたに逢いたい‼」という恋人に対する激しい情熱が伝わる一首
「難波なる」は19番の伊勢の歌にもでてきた「難波潟」と同じ大阪湾の入り江の部分
「みをつくし」は海の中にある標識の「澪標」と、身をほろぼすという意味の「身を尽くし」との掛詞(かけことば)
澪標とは…
海の中に立ててある、舟の事故をふせぐための目印
大阪湾周辺には難波津という港があり、多くの舟が行きかったため、たくさんの澪標が立てられた
明治27年4月から、大阪市の市章(マーク)になっている
元良親王ってどんな人?
元良親王(もとよししんのう)
〔890~943年〕
13番の陽成院(第57代天皇)の第一皇子
あとを継いで、天皇にはなれなかった
色好みの美男子だったといわれ、多くの女性たちと恋をして歌をおくった
『大和物語』や『今昔物語集』に逸話が残っている
宇多天皇の妻・藤原褒子との愛は引き裂かれてしまったが、元良親王が恋の歌をやりとりした女性の数は30人以上もいたとされている

元良親王は光源氏のモデルの1人ともいわれているよ!
かな文字であそぼ!

王飛ぬ連八 い万者多於那し
難波なる
身を徒く志ても あ者む登そお毛ふ
わたしのひとりごと
元良親王は、志賀の山越えの道(滋賀県大津市から京都市へ通じる山道)の途中、岩江というところに風流な家を建てたそうな
そして、その家で…
志賀寺にお参りする女性を眺めていたといわれている
ヽ(^o^)オイオイ‼
そこまでして、女性が好きだったのね!
この歌だって…
身を尽くし滅びても、あなたに「逢いたい!」というラブソング♡
そうかぁ…
昔の人は情熱的な人が多かったからね
百人一首も43首と半分近くが恋の歌
もちろん…
現代でも恋の歌はたくさんある!
歌謡曲には詳しくないんだけど、情熱的な歌って何かあるかなぁ?と考えてみたら…
大晦日の紅白歌合戦で石川さゆりさんの『天城越え』の歌が頭の中に浮かんでしまったよ!
歌詞をじっくり読むとすごいんだわ‼
「誰かに盗られるくらいなら、あなたを殺していいですか…」
Σ(゚Д゚;ヒィィィーッ!
(※石川さゆり『天城越え』の歌詞を一部引用、参考文献にリンクあり)
演歌にかぎらず、昭和の歌には過激な言葉が多く含まれている気がする
母とカラオケに行き、昔の知らない曲を聞くたびにそう思う
ちなみに…
わたしが怖いと思う曲は…
中島みゆきさんの『うらみ・ます』
前奏なしに、突然あの声で
「うらみ、ま~す~♪」だもん‼
夜中に聴くのがおすすめ
(ΦωΦ)フフフ…
もう1つ…
元良親王の恋の歌
あまたには 今も昔も くらぶれど
ひと花筐 そこぞ恋しき
【歌の意味】
今と昔
沢山の女性とあなたを比べるけれど
花筐(花や若菜をつんで入れるかご)
のように可愛いのは
あなた1人だけですよ♪
(* ̄- ̄)ふ~ん
この歌は誰におくったのかな?
僕が可愛いと思うのは君だけだよ‼
とか…
身をほろぼしても君に逢いたい‼
とか…
ストレートに自分の気持ちを伝えているから、歌をおくられた女性たちはメロメロになってしまうんだろうなぁ
今の時代に彼がいたら、シンガーソングライターになっているかもしれない
ウィキペディアによると…
よく通る美しい声をしていたらしい
でも、現在ならば…
30人以上もの女性と関係があったとしたら、週刊誌で報道され、SNSで大炎上してしまうかもね!
そんな元良親王の歌に出てくる
「みをつくし」
大阪市の市章が澪標だったなんて…
とても意味深いんだなぁ
(*´з`).。o○
参考文献
【書籍】
1.神作光一 監修
小学生のまんが百人一首辞典
出版社 学研プラス/256頁
発売日2005年12月
2.著書 小池昌代
ときめき百人一首(14歳の世渡り術)
出版社 河出書房新社/256頁
発売日1017年2月
3.吉海直人 監修
百人一首大事典 ―完全絵図解説―
出版社 あかね書房/143頁
発売日 2006年12月
4.著書 佐佐木幸綱
口語訳詩で味わう百人一首
出版社 さ・え・ら書房/221頁
発行日 2003年12月
5.著書 富谷松雲
(ポケット版)常用漢字準拠
―八体事典―
出版社 有紀書房/400頁
発行日 1993年4月
6.編集 千草会/発行者 内山清蔵
百人一首
発行所 松魁堂/113頁
発行日 1998年5月
【Webサイトの記事】
1.フリー百科事典 ―Wikipedia―
元良親王
経歴・人物
更新日 2022年9月13日
参照日 2023年5月7日
澪標
概要・シンボルマーク
更新日 2023年2月2日
参照日 2023年5月7日
2.百人一首を探ろう
元良親王
プロフィール・百人一首和歌へ
参照日 2023年5月7日
3.変体仮名を調べる
―五十音順一覧―
参照日 2023年5月1日
【歌詞】
1.Uta-Net
石川さゆり『天城越え』
参照日 2023年5月7日