ポストカードに顔彩(絵の具)を使い、3種類の書体(楷書・ゆる文字・かな文字)を筆で描いています
クラフトパンチで青色の帽子をかぶった妖精さんたちや、真っ赤なモミジの葉っぱを作って飾り付けしているので、ぜひ!見てくださいな♪
他にも歌意・解説あり
最後に「わたしのひとりごと」
※画像はクリックで拡大するよ!

描かれた真っ赤なモミジ、水の中に沈められた深い思いをイメージしてみたよ!
妖精さんたちは川の中で、モミジ狩りをしてるのかな?
かいしょであそぼ!

ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川
からくれなゐに 水くくるとは
歌の意味
不思議なことが多かった
神々の時代にも…
聞いたことなんてありませんよ‼
竜田川の水面を流れる
真っ赤な紅葉を
韓の紅色(くれないいろ)に
絞り染めてしまうなんて…
言葉の意味
【ちはやぶる】
「神」にかかる枕詞(まくらことば)
勢いが激しい
荒々しいなどの意味もある
【神代】
大昔、地上に神々がいた時代
【竜田川】
奈良県生駒郡の川、紅葉の名所
【からくれなゐ】
韓の国(朝鮮の古名)から渡来した
美しい赤い染料
【くくる】
絞り染めにすること
ゆる文字であそぼ!

歌の解説
竜田川は奈良県生駒郡を流れる川で、現在でも紅葉の名所として有名な場所
69番の能因法師も「竜田川」の和歌をよんでいる
ちはやぶるは、漢字で千早振ると書く
「神」にかかる枕詞(まくらことば)で、勢いが強い、霊力が盛んだという意味があるようだ
清和天皇(第56代天皇)の皇后だった藤原高子が皇太子妃の頃
家に「竜田川に紅葉が流れる風景」が描かれている屏風絵があった
その屏風絵につける歌をよんで欲しいと頼まれてたのが、この一首である
業平が実際に見た風景ではない
以前、業平と藤原高子は恋人どうしで『伊勢物語』には2人の悲恋が描かれたとされている
「ちはやぶる」は勢いが激しいという枕詞の意味を考えると、恋愛関係だった2人にとって、この歌には深い意味が隠されているようだ
「からくれなゐ」とは韓の国(朝鮮)から渡来した美しい赤い染料のことで、この当時の日本では、韓紅(からくれない)の色に染めあげる染色技術がまだできなかったようだ
在原業平朝臣ってどんな人?
在原業平朝臣
(ありわらのなりひらあそん)
〔825~880年〕
朝臣は名前の下に付け敬意を表している
平城天皇(第51代天皇)の孫で16番の中納言行平の異母弟
高貴な生まれながら在原姓を賜り臣籍降下(皇族がその身分を離れる)をした
たいへんな美男子であったとされ、『伊勢物語』の主人公のモデルとされている
文徳天皇(第55代天皇)の皇子である惟喬親王への忠誠心や、たくさんの女性とかわした恋愛の歌などから、熱血漢で自由な性格だったと思われる
9番の小野小町とも、恋の歌をおくりあう仲だったと伝えられている
かな文字であそぼ!

ちはやふる 神代もき可須 龍田川
からくれなゐ尓 水くゝると盤
わたしのひとりごと
「ちはやぶる」といえば…
すぐ頭に浮かぶのは、末次由紀さんの漫画「ちはやふる」
うちの娘も好きで、漫画本もアニメもよく見ていた
わたしも見ていたけど面白いよね!
以前…
『小倉百人一首』を用いた競技かるたのニュースがやっていた
羽織袴姿で札を取る映像が流れたんだけど、さすがに競技といわれるだけある
まぁ、すごかった‼
(;゚Д゚)
20歳代の女性がインタビューで…
「スポーツと同じなので、普段から筋トレして身体をきたえてます」と答えていたのが印象的だった
少しでも手がぶつかったら骨折してしまうんじゃないかと思うほど、すごい勢いで札をとっていく姿は圧巻である
まさに、ちはやふる‼
さて…
業平さんの「ちはやぶる」の方は?
漢字で書くと「千早振る」
神にかかる枕詞(まくらことば)
意味は勢いが激しいとか…
霊力が盛んであるとか…
まるで…
神様の荒魂(あらみたま)みたいだね
『伊勢物語』の主人公のモデルとも言われているイケメンさん!
元恋人に歌をお願いされるとは、どんな気持ちだったのだろう
秋の歌だけど…
「ちはやぶる」という詞には何か深いメッセージが込められていて、本当は恋人のためによんだ恋の歌だったのかもしれないと妄想してしまう
(ΦωΦ)フフフ…
「からくれない」とは鮮やかな深い紅色のこと、ふと X JAPANの『紅』の歌を思い出した
力強く激しい曲だけど、業平さんの気持ちもこんな感じだったのかなぁ
『紅』の最後の歌詞
「Oh, Crying in deep red」
訳:あぁ、深い紅の中で泣いている
(※X JAPAN『紅』の歌詞を一部引用、参考文献にリンクあり)

業平さんは、小野小町さんともウワサになってた人なんだよね!
本命は、どっちだったんだろう…
参考文献
【書籍】
1.神作光一 監修
小学生のまんが百人一首辞典
出版社 学研プラス/256頁
発売日2005年12月
2.著書 小池昌代
ときめき百人一首
(14歳の世渡り術)
出版社 河出書房新社/256頁
発売日1017年2月
3.吉海直人 監修
百人一首大事典
―完全絵図解説―
出版社 あかね書房/143頁
発売日 2006年12月
4.著書 佐佐木幸綱
口語訳詩で味わう百人一首
出版社 さ・え・ら書房/221頁
発行日 2003年12月
5.著書 富谷松雲
(ポケット版)常用漢字準拠
―八体事典―
出版社 有紀書房/400頁
発行日 1993年4月
6.編集 千草会/発行者 内山清蔵
百人一首
発行所 松魁堂/113頁
発行日 1998年5月
【Webサイトの記事】
1.フリー百科事典 ―Wikipedia―
在原業平
出自・経歴・人物
更新日 2023年3月22日
参照日 2023年4月26日
藤原高子
概要
更新日 2015年4月16日
参照日 2023年4月26日
竜田川
地理・文化
更新日 2022年11月23日
参照日 2023年4月26日
2.百人一首を探ろう
在原業平朝臣
プロフィール・百人一首和歌へ
参照日 2023年4月26日
3.変体仮名を調べる
―五十音順一覧―
参照日 2023年4月26日
【歌詞】
1.Uta-Net
X JAPAN『紅』
参照日 2023年4月26日