ポストカードに顔彩(絵の具)を使い、3種類の書体(楷書・ゆる文字・かな文字)を筆で描いています
クラフトパンチで青色の帽子をかぶった妖精さんたちや、葉っぱを作って飾り付けしているので、ぜひ!見てくださいな♪
他にも歌意・解説あり
最後に「わたしのひとりごと」
※画像はクリックで拡大するよ!

流れがゆるやかな川の淵、どんより暗い雰囲気をイメージしてみたよ!
淵の中に入ると深いから、妖精さんたち気をつけてね‼
かいしょであそぼ!

筑波嶺の 峰より落つる 男女川
恋ぞつもりて 淵となりぬる
歌の意味
筑波山の峰から流れ落ちる男女川が
積もり積もって
深い淵となるように…
あなたを思う私の恋心も
積もり積もって
深い淵となってしまいました
言葉の意味
【筑波嶺】
茨城県の南西部にある筑波山に
男体山と女体山の二峰がある
【男女川】
筑波山を源として流れる川
水無乃川とも書く
【淵】
流れのよどんだ底が見えないほどの
川の水がたまったところ
ゆる文字であそぼ!

歌の解説
15番の光孝天皇(第58代天皇)の皇女である綏子内親王へおくられた恋の歌である
陽成院の綏子内親王への恋心を川にたとえて打ち明けた歌で、やがてこの恋はやがて実り、後に内親王は陽成院の妃となった
恋が積もり積もって淵となるとは?
流れている水が、よどんで深くなった所を川の淵と考えると…
恋の喜びよりも嫉妬や哀しみなど、ネガティブな感情なのではないかと言われている
歌垣とは?
筑波山では、古代から豊作や収穫の「歌垣」という農耕の儀式がある
春は豊作をいのり、秋には収穫を感謝する神事
その儀式では結婚をしていない男女が集まり、歌や踊りが行われ、やがて思いを寄せる相手に歌をおくり、求愛や結婚をするそうだ

陽成院は筑波山に行ったことはないんだよ!
想像して歌にしたんだね…
陽成院ってどんな人?
陽成院(ようぜいいん)
第57代天皇〔868~949年〕
清和天皇(第56代天皇)の皇子である
9歳で天皇になるが、病気のため17歳で退位した後、60年以上を上皇としてすごす

陽成天皇は退位したあと、陽成院と呼ばれるようになったよ!
性格は異常で狂暴だったといわれ、三種の神器の1つ「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」の箱を開けてしまったなど、おかしな行動が多く、天皇の位を譲ったともいわれている
日本神話において、皇位とともに歴代の天皇に伝わる3つの宝物である
八咫鏡(やたのかがみ)
アマテラスが天磐戸から出るきっかけとなった鏡
天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)
スサノオがヤマタノオロチを退治した時に尾から見つかった神剣
八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)
天磐戸に隠れてしまったアマテラスを呼び戻すために使われた装身具

昔から三種の神器は天皇も実物を見ることはできないんだって‼
もちろん、今でも‼
かな文字であそぼ!

都く者ね能 三年より於つる
みなの川
古飛曽徒も梨て 婦遅と那りぬる
わたしのひとりごと
その昔…
筑波山では「歌垣」という未婚の男女が踊ったり、歌をよみかわす祭りが催されたそうな
今でいう、合コンみたいな感じですかね?
でも、ほんとうは…
陽成院は筑波山には行ったことはなくて、妄想で歌をよんだらしい…
ヽ(^o^)オイオイ‼
陽成院は狂暴な性格だったのか?
ウィキペディアで調べてみると…
「宮中殺人事件と退位」という恐ろしげな項目がある
元慶7年11月、陽成院の乳兄弟が撲殺されたという事件なのだが、陽成院の関与があったのでは?と疑われていたらしい…
異常で狂暴だったといわれている性質が災いして、17歳のときに摂政の藤原基経に説得され、天皇の位を退位したそうだけど…
これって、すごく怪しくない?
皇位継承のことで、事件に巻き込まれてしまったのではないかな?
ウーン(。-`ω-) .。o○
「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」の箱を開けてしまったとか、宮中殺人事件のウワサとか…
情報操作されているんじゃない?
というのも…
摂政だった藤原基経は、自分の娘を陽成院の嫁にと企んでいたのに、陽成院の母に断られてしまったのだとか…
そのせいで…
確執がうまれ、退位に追い込まれてしまったというのが最近の説みたいだね!
まぁ、9歳で天皇って無理があるよね
(ヾノ・∀・`)ムリムリ
それでも、恋の歌をおくった相手と結婚できて、幸せに暮らしたんじゃないかな?
そういえば…
天皇の位を譲ったあとは、変なウワサもないよね?
真実は分からないけれど…

当時、政権を握っていたのは藤原基経だから、ぜったいに怪しいよね!
陽成院は「誤った情報が、なぜか間違いのない事実であるかのように取り上げられ、謂われのない物語となって広がっていくことに恐怖心を感じていた」かもしれない
参考文献
【書籍】
1.神作光一 監修
小学生のまんが百人一首辞典
出版社 学研プラス/256頁
発売日2005年12月
2.著書 小池昌代
ときめき百人一首(14歳の世渡り術)
出版社 河出書房新社/256頁
発売日1017年2月
3.吉海直人 監修
百人一首大事典 ―完全絵図解説―
出版社 あかね書房/143頁
発売日 2006年12月
4.著書 佐佐木幸綱
口語訳詩で味わう百人一首
出版社 さ・え・ら書房/221頁
発行日 2003年12月
5.著書 富谷松雲
(ポケット版)常用漢字準拠
―八体事典―
出版社 有紀書房/400頁
発行日 1993年4月
6.編集 千草会/発行者 内山清蔵
百人一首
発行所 松魁堂/113頁
発行日 1998年5月
【Webサイトの記事】
1.フリー百科事典 ―Wikipedia―
陽成天皇
藤原基経との確執
宮中殺人事件と退位
更新日 2023年3月22日
参照日 2023年4月12日
三種の神器
概要・伝承・各神器
更新日 2023年3月5日
参照日 2023年4月12日
2.百人一首を探ろう
陽成院
プロフィール・百人一首和歌へ
参照日 2023年4月12日
3.変体仮名を調べる
―五十音順一覧―
参照日 2023年4月12日